ウインターオペレーション
冬季運航の季節はパイロットにとって嫌なものです。もちろん夏は台風、CB…どの季節も難しさはあるんですけどね。
パイロットとしては、巡航中に天気や滑走路状態のデータを取って、着陸距離を計算して、Icing装置を作動させて…とにかく仕事が増える訳です。着陸後もツルッツルですから、ゆっくりゆっくりタクシーして、スポットインしてからフラップ上げて…などなど手順が複雑になってきます。でも、こればかりに気を取られているとノーマルプロシージャ―が抜けそうになったりします。(もちろんそんなことは無いので安心してください!)
でも大変なのは地上で働いてくれる方々だと本当に思います。
これ、青森のホワイトインパルスといわれる除雪隊です。僕もまじかでその仕事ぶりを見ましたけど、まさにプロフェッショナル。飛行機の運航は多くの人の支えがあって成り立つものなんですね。
小型機で訓練している時は雪が降ったら訓練中止ですよね。そんな時、運航しているエアラインではどんなことがされているのかを考えてみるのも面白いかもしれませんよ。スノータムの読み方もしっかり勉強しましょう。
防除雪氷液についてはエアラインに入社したら勉強しますので、小型機の訓練時には特に気にしなくてもいいと思います。でも基本的なホールドオーバータイム(防除雪氷液をしようしてから離陸できるまでの時間)とは何かとか、降雪時はVISも悪くなりますから、ロービジの知識を整理しておくとかは必要だと思います。
気象予報士の資格に興味がある人は下のリンクも参考にしてみて下さい。パイロットは気象に詳しいとは思いたいのですが、、、、結構怪しいキャプテンも多いです。(その割には威張って聞いてきます)「僕、気象予報士の資格持ってます!」と言ったらかなり説得力が上がるのは間違いなし。ブリーフィング時もオドオドしなくて済みますね。(笑)
気象は分かりやすいところですが、英語や各レギュレーションなど、お金をあまりかけなくても進められる勉強は沢山あります。今必要なことをひとつひとつ取り組んでください!