社会人からパイロット

社会人からパイロットを目指す方へ、そのヒントと応援をするブログです。航空ファンの方にも楽しんでもらえるよう、業界の出来事に雑感を交えながら紹介していきます。

航空英語能力証明

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国際線を運航するパイロットには『航空英語能力証明』の所持が義務図けられています。エアラインに所属している人は国土交通大臣の指定を受け、社内で受験できますが、それ以外の方は国土交通省に申し込みをして、学科試験・実地試験を受験しないとなりません。

受験方法については国土交通省は他のサイトでも紹介されているので、そちらに任せるとして、僕はずっとレベル4という結果になっており、次回こそは『レベル5』が欲しいと思って少し前からネット英会話を始めました!

  

国土交通省サイト

https://www.mlit.go.jp/page/kanbo01_hy_006116.html

外国ライセンスからの英語能力証明の切り替え

https://www.mlit.go.jp/page/kanbo01_hy_000967.html

国際運航をしている会社の場合、このライセンスが維持できないパイロットがいると厄介で、採用時もその懸念がない人を求めています。特に海外ライセンスからおまけでもらった場合、会社はその人の英語力の把握がしにくいです。ライセンス書き換え組に該当する人は英検なら準1級、TOEICなら750点くらい、もしくはレベル5を再取得しておけば、採用時に有利に働くことは間違いありません。

最近、この英語証明の判定が厳しくなってきていると僕達の間で話題になっています。特に難しい英語を使わなくても、中学レベルの英語と航空専門用語を使いこなせばレベル4はもらえていたのですが、どうやら少しずつ難しくなっているようです。

僕は以前、DMMの英会話を利用していました。


入会金もかからず、いつでも止められることと、毎日1レッスンなら月額3950円で利用できたためです。1日コーヒー1杯程度で勉強できるこのサービスは私には非常に有難かったです。利用者にとっては金額と質のバランスがとれているサービスだと思います。

その後、仲間内でもっと安いサービスがあると聞いて始めたのが『ネイティブキャンプ』。予約不要でレッスン受講が無制限というのが利用しやすいです。


こちらの方が月額費用は若干高めですが、沢山利用する方はDMMよりお得です。僕場合はステイ先などで時間が空いたときに利用するには、こちらの方が好都合でした。色々な国の講師が在籍しているので、その国の事を教えてもらったり、結構楽しい時間を過ごさしてもらっています。

会社にもよると思いますが、外国人CAPを採用している会社は、英語のスキルを重要視しています。コックピットで8時間英語だけで過ごすわけですからね。それに日本国内で飛んでいると、彼らにとって日本は外国なので、色々聞かれますし、キャビンとキャプテンのコミュニケーションを取り継ぐために英語は結構重要なポイントでもあります。(アプローチ開始してからキャビンから体調不良のお客様の連絡⇒CAPに伝えて相談、カンパニーに伝えて、ATCにも伝えて、その結果をキャビンに伝えて、最後にCAPに報告して…勿論通常の仕事をこなしながらです…その時に英語が出てこないと結構ツライです)

最近英語の試験を受験していない方、採用試験を控えている方はCASECの受験をおススメします。英語の学習とCASECを併用することで、英語力を高めていきましょう!

※CASECは英検が基礎開発し、現在、株式会社教育測定研究所が開発・運営している インターネット上で受験できる英語コミュニケーション能力判定テストです。 視力検査のように、解答の正解・不正解にあわせて問題が変化するため、 短い時間で正確に英語力を測定できます。 全国の大手企業や有名大学・中高等、約1,000団体以上が導入しています。