社会人からパイロット

社会人からパイロットを目指す方へ、そのヒントと応援をするブログです。航空ファンの方にも楽しんでもらえるよう、業界の出来事に雑感を交えながら紹介していきます。

パイロットと英語力

パイロットは英語ができないとダメと思っている方も多いみたいですけど、僕の経験では一番どうにでもなるところかなと思います。(日本のラインで飛ぶなら)

もちろん英語は必要です。しかし飛行機のことは英語で勉強するしかないので、ある程度は自然に身についてきます(もちろん努力はしましょう)ATC(航空無線)もほとんど決まった言葉のやり取りなので、練習さえすれば解決できます。

FAAなどでライセンスを取れば、どんなライセンス(自家用)でもオマケで航空英語能力証明(レベル4)がついてきます(別途簡単な申請が必要です)。100万程度で自家用ライセンスも取れて、英語能力証明もついてきて、そして英語も出来るようになれば、一石三鳥ですよね!

現地スクールに行けば外国人の仲間もできるでしょう。そんな友人たちと英語でメールのやり取りをするようになればますます英語力upです。仲間が多くできるということはそれだけ多くの情報が入手でき、海外のパイロット採用情報も手に入るようになります。英会話学校に3年通ったら100万くらいは余裕でかかりますよね。だったら3年かけて飛行機の免許を取ったほうが絶対英語はできるようになると思います。それでも心配な人は今はネット英会話の時代です。このネイティブキャンプは5980円で24時間話し放題です。とにかく使って慣れることで英語力を身につけることが出来ます。

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そして国際線を飛ぶ人は、ずっと航空英語能力証明を維持しないといけないです。レベル4は3年の有効期間しかないので更新が必要です。会社に入ればライセンス関係を管理してくれる人がいるので、有効期限が近づくと『来月試験ですよ~』みたいな感じでスケジュールが入ります。僕達は局受験ではないのですけど、落ちたらカッコ悪いな~っていつもドキドキします(笑)

実はラインでも最近落ちている人が結構増えてきてるんです。最近厳しくなってるみたいで。もちろん再受験が出来ますから、それでみんなクリアするんですけどね。

航空英語能力証明の受験用参考書も出てます。みんなこれを使ってます。CDもついていますので、耳の対策もokです。ラインを目指している人や更新はまだ先という方も、早めに購入をして航空英語の感覚を養っていくことを強くお勧めします!(これも『対策講座』的なものをやっているスクールもありますが、この本で独学して、先輩からの情報で十分です。やるならネット英会話です。余計な費用は掛けないようにしましょう)

 

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FAAなどからの書き換えでレベル4は貰えますが、さらに上のレベル5、6を目指したい人はレベル4のライセンスが届いた後は学科試験免除で実地試験が受験できます。もしそこで失敗してレベル3判定で不合格でも、前に取得しているレベル4が失効してしまうことはないそうです。安心ですね。ちなみに入社試験時にはレベル5を持っていると評価が高いようです。英語の勉強はいつでもどこでもできますから、得意にしておくに越したことは無いです。

実務の話を書き加えると、それぞれの国で訛りのある英語を聞き取らなくてはなりません。僕は中国や韓国なんかは未だに???なことも多いです。ライン運航でATCミスをすると干されることもあるので、曖昧な返事は何があってもしないことです。

say againすればかなり後回しにされることもあれば、中国語で意味不明な事を言っていることもありますので、今から色々な国の人たちと話をしておくというのはとても勉強になるんですね。そんな点を考えても安いネット授業は世界中に先生が散らばっているので…やっぱりインターネットって凄いですよね。